NEMのモザイクをモバイルウォレット(もにゃ)で使う

モバイルウォレットの「もにゃ」でNEMのモザイクを使用できるようになったということで早速使ってみました。
NEMの公式のMobileWalletではモザイクを使うことができなかったのでスマートフォンで使用できる初のNEMモザイクウォレットです! 快挙です!
ちなみに「もにゃ」という名前からモナコインのウォレットを連想しますが、BitcoinはもちろんLTC,ZEC,ビットゼニー,XRPまで使用できるマルチ通貨対応の高機能ウォレットです。もちろんモナコインも使えます。

https://bitzeny-tama.com/kuma-style/1513.html
https://bitzeny-tama.com/kuma-style/1945.html
こちらで既に解説されているので本ブログではNEMユーザーも最速で設定できるような感じでざっと解説します。

ちなみにIOS版はありませんが ブラウザ版を使用することができます。PWAとか使っててアプリライクに快適に使えるっぽいので普通にそっち使ってください。
もにゃ公式

ここからはスクショ中心に解説していきます。

もにゃのインストール(Android)

もにゃをアプリストアで検索
もにゃをアプリストアで検索。偽物には注意しよう。

Googleプレイストアからもにゃをインストールします。

もにゃアプリダウンロード画面
もにゃアプリダウンロード画面
もにゃを起動したところ
もにゃを起動したところ

START!をタップして初期設定を開始します。

質問1 言語選択
質問2

日本人なら日本語を選択して、質問2ではとりあえず「ないです」を選びます。

質問3
質問3

よくわからないのでとりあえず「わかりました」を選択します。

質問4
質問4

へんな質問が来ました。モナコインといえば……脇山珠美ちゃんかわいい!

なので今回は「脇山珠美ちゃんかわいい!」を選択しました(好きなのを選択してください)。

最終確認
最終確認

何かを察せられた。

ここから進めていくと注意事項やパスフレーズなどがいろいろ表示されるので、説明をちゃんと読みパスフレーズは必ず紙に書いて保存しておきます。

パスワード設定
パスワード設定

パスワードを設定します。指紋認証なんですが、どっちがONなのかわかりにくかったです。(左側にした状態がON?) できればON/OFFって文字で表示して欲しい。そもそも指紋認証使えないような…?

しばらく待つ
しばらく待つ

イラッとするアスキーアートを見ながらしばらく待ちます。

ホーム画面
ホーム画面

無事ホーム画面に移動しました。

今のところモナコインしか表示されていないので、コインを追加を押してNEMを追加してみましょう。

コイン追加画面
コイン追加画面

大量に対応コインがあります。下にスワイプしていくとNEMがあります。

今回ついでにビットゼニーも導入しました。

コイン追加画面 NEM
コイン追加画面 NEMにチェックを入れて保存する。

追加したいコインにチェックを入れて、保存します。

保存が終わるとホーム画面に戻ります。

追加後のホーム画面
追加後のホーム画面

ビットゼニーしか表示されていません。NEMはどこにあるかというと、

「ホーム」の左側のメニューです。

ホームメニュー
ホームメニューの下の方にNEMが追加されている。

一番下にNEMとあるのでタップします。

NEMウォレット画面
NEMウォレット画面

パスワードを要求されるので入力するとNEMのウォレットの画面に行けました。既にアドレスが生成されています。アドレスをインポートできたほうがいいかなと思いますがモバイルウォレットをメインで使うことは推奨されないのでこれでもいいと思います。

以上で、もにゃのNEMウォレット設定完了です。

もにゃにNanoWalletからモザイクを送金してみる

いつものNanoWalletからモザイクを送金してみます。

NanoWalletの送金画面
NanoWalletの送金画面

NanoWalletの送金画面で「☑モザイクを送金」にチェックを入れるとモザイクを選択して送金することができます。

今回はモザイクと手数料用のXEMを送金します。

送金して待つこと数十秒。

モザイクを受け取ったもにゃ
モザイクを受け取ったもにゃ

無事モザイクを受信できました!

感想と要望

まだあんまり使ってないですが、同じマルチウォレットでもJaxxより使いやすい気がします笑。あと昔の2ch的なノリがあって面白かったです。

まあただのひとりごとですが幾つかこうなったらいいなあという要望を書いておきます。

  • NEMのウォレットに行きづらいのがつらい。拡張機能なので難しそうですけど初めからNEMのウォレットにアクセスできるようにしてくれないとNEMberが常用するウォレットとしてはキツいかなあ。
  • NEMの画面で「請求書」「残高」「送る」「履歴」などが1画面に入ってるのはこれはこれでありだと思う。ただ各要素のタイトルのコントラスト上げて欲しい(h1くらいに)。識別しづらいです。

 

モザイクを外で使う需要はクーポン利用などで、これから結構あると思うのでNEMberの人も使っていって開発が継続するといいなあと思いました。とりあえず公式をフォローしてXEM投げよう。

みなりん*氏によるcoincheckクラッカーへのマーキングはなにをやっているのか

 みなりん*氏によるcoincheckクラッカーへのマーキング行為がJK17というバズワードとともに界隈で話題になっている。即応性と根気強さにおいてみなりん*氏を賞賛したい。すごい。

 しかし、実は行っていること自体は全てNEMの標準機能を使用しており、しっかり準備すれば誰にでも行えることであるのも確かである。その手軽さもNEMの特徴と言える。みなりん*氏が犯人のアドレスを追跡しマーキングを行った方法を、NEMの機能の説明を交えながら解説する。

 特にビットコインなどに詳しい面々もNEMの実際の機能などについては意外と知らなかったりすることがわかったので整理していおきたい。

 

・coincheckから盗まれたXEMがどこに行ったのかを特定する

 匿名性の無い暗号通貨は取引の様子を誰でも確認することができる。coincheckのNEMアドレスがわかればクラッカーのアドレスを特定するのは容易だ。例えば以下のNEMBEX(NEM Block Chain Explorer)で表示されたアカウントがcoincheckのアカウントである。

http://explorer.ournem.com/#/s_account?account=NC3BI3DNMR2PGEOOMP2NKXQGSAKMS7GYRKVA5CSZ

何を見ればいいのかわからない人はスクロールして2018-01-26 00:02:13以降のトランザクションを確認してみよう。

・NEMのモザイクとは

 今回マーキングに使用されたNEMのモザイクとは、NEMネットワーク上で独自のトークンを作成できる機能である。トークンというのは「ポイントカードのポイント」や「地域通貨」、もっと身近な例では「肩叩き券」のようなものであり、通貨の域には達していないが、ある限定された範囲で使用できる通貨の「ようなもの」である。NEMのネットワークに手数料を払えば誰でも自由にモザイクと呼ばれるトークンを発行することができる。

 NEMのモザイクの作成を行う際には、「名前」、「説明」、「発行数」、「発行数のロックの有無」の他に「徴収」を設定できる。この徴収の設定が今回のマーキングに使用されたモザイクの肝である。

 

・徴収とは

 徴収とはモザイクを送金する時に送信者が支払う手数料のことだ。送信手数料と言ったほうが通りがいいが、モザイクを作成する人が送信手数料を「徴収」することができるという機能なので、こういう言い方になる。

 NEMのモザイクを作成すると、徴収の量と種類、送り先を設定することができる。もちろん設定しなくても良い。この機能により、頻繁に独自トークンが取引されるようなサービスの収益化を行うなどの利用が想定されている。

 ところでモザイクの徴収の対象は「XEM」というNEMネットワークの基軸通貨だけでなく、自由に「モザイク」を設定できる。

NEMの公式クライアントであるNANOWalletでのモザイク作成画面
NEMの公式クライアントであるNANOWalletでのモザイク作成画面。徴収するモザイクをXEM以外にも自由に設定できる。

 

・みなりん*氏のマーキング=アドレスから剥がせないモザイクとは?

 別に直接確認したわけではないのでみなりん*氏の手法と細かい部分に違いがある可能性があるが、特定のアドレスに送りつけて剥がせなくするモザイクの作り方を説明する。

 まず2種類のモザイクを発行する。

 1つは発行者のみが所有し、他の誰にも送金していないモザイクである。これをAモザイクとする。次に発行するモザイクは徴収にAモザイクを設定したモザイクである。これが今回犯人のアドレスに送られマーキングに使用されたモザイクだ。これをBモザイクとする。

 犯人にBモザイクを送信すると手数料としてAモザイクが徴収される。徴収先を自分にしておけば、自分で支払い自分で受け取るのでAモザイクの残高は結果的に変化しない。一方、犯人はAモザイクを持っていないので送られたBモザイクを誰にも送信することができない。手数料不足で不正なトランザクションとして弾かれてしまう。そもそもAモザイクは発行者が自分のアドレスに全て保有しているため、どこかでAモザイクを手に入れることも不可能である。

 犯人が盗みだしたXEMを別のアカウントに移すたびに、常時監視しているみなりん*氏がここで言う「Bモザイク」を犯人の新しいアドレスに送りつけている。そのため他の人間が、あるアドレスについてクラッカーのものかどうかを確認したかったらBモザイクの有無を確認するだけでいい。

 もちろん自分でcoincheckのアドレスから盗まれたXEMの流れを調べてアドレスを確認することも可能だが、犯人が大量のアドレスを経由してXEMを送金し撹乱した場合のことを考えると、みなりん*氏がやっていることは非常に効果的であると言える。

 これにより取引所やXEMを扱うお店などで犯人が盗みだしたXEMを使用するのは非常に困難になった。

・間違えてマーキングしてしまったら?

 間違った人にBモザイクを送ってしまったり、犯人が反省してcoincheckにXEMを返却した場合、モザイクを剥がす必要が出てくるかもしれない。その場合手数料分のAモザイクをそのアドレスに送ってあげれば、みなりん*氏にBモザイクを送り返すことができる(ちなみに譲渡許可という機能があり、みなりん*氏以外に送り返せないようにモザイクを設定することも可能。おそらく実施している。)

・相手のNEMアドレスが犯人のものかを確認する方法

 現在犯人は一般人のアドレスに無作為(?)にXEMを送っているようだ。NEMを使用している人は身に覚えのないXEMが知らない誰かから送られて来た時に、それがcoincheckハッキング犯のものなのか、ただの善意の匿名寄付なのか確認する必要がある。

 例えばその送金元が、「NDDZVF32WB3LWRNG3IVGHCOCAZWENCNRGEZJVCJI」というアドレスだった場合。それを確認する一番早い方法はNEMBEXで検索することだ。

 

http://chain.nem.ninja/#/blocks/0

http://chain.nem.ninja/#/search/NDDZVF32WB3LWRNG3IVGHCOCAZWENCNRGEZJVCJI

画面中程に所有するモザイク一覧が表示される。そこにみなりん*氏からのメッセージが読み取れるだろう。

 

すなわち、これがクラッカーのアドレスであることがわかる。

 もし、このようなことがあった場合は、クラッカーから送られた金額分のXEMは保持したままにし、NEM財団やcoincheck側の指示が発表されるのを待つようにとアナウンスされている。監視は行われているものの、普通のアカウントにXEMが送られた場合にみなりん*氏のマーキングが行われるということは無いようなので安心して欲しい。

How to Make "Etching Wallet" to Keep your Bitcoin.

Keeping private keys is a big problem if you have own crypt currency.People who deposit in exchanges are out of the question.However, even if I put it in my wallet of my smartphone or PC, I am afraid of breakdown.So, I think that private keys or passphrases are always backed up on paper.But paper wallets also have drawbacks. When the house is in a fire it is over. Even if it gets wet or torn by water, it disappears.
So, this is on sale.
Cryptosteel the master of all backups – Cryptosteel
This is crypto steel.This is a wonderful product.Even if it gets a fire, it is a product that letters can be stored in a case made of stainless steel. But it costs $59 and it shipping cost is expensive. Furthermore, crypto steel can store passphrase, but I want to keep secret key directly with 64 hexadecimal digits rather than passphrase.
So I decided to print 64 secret keys directly on a stainless steel plate.The method is etching.

Result

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Materials

Prepared a stainless steel plate.For this time, used a stainless steel plate of 86mm x 54mm x 2t , almost credit card size, using a mirror surface finish (# 400) on the front side.It can also be used on unpolished 2B board (stainless steel plate with ordinary whitish surface).Lack of metallic luster reduces readability.

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With protective seal.
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I used thermal markers of Okitsumo for masking.
https://www.amazon.co.jp/dp/B06VXXMJ7H/ref=cm_sw_r_tw_dp_x_grAgzbJ9RGPMC

 

Corrosive solution. I bought it on the Amazon. Why is it so cheap? However it can be used without problems.

Slaked lime for neutralization of corrosive liquid.If you do not use it and flow the corrosive liquid to the sewer, the sewer pipe melts and it becomes the worst.Be sure to use it.
https://www.amazon.co.jp/dp/B0020VDF7C/ref=cm_sw_r_tw_dp_x_AtAgzbP1V1H22

 

A case of a size that a metal plate can enter. Two.
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Safety equipment. It is protective glasses and gloves.Be sure to use it as it is a dangerous acidic liquid.Gloves are also necessary. I bought it at the supermarket.
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Others

Litmus paper
[F: id: Ocknamo_crypt: 20170522010250 j: plain]

 

Timer
[F: id: Ocknamo_crypt: 20170522010343 j: plain]

Method

I wrote a private key with a marker on a stainless steel plate.The picture is an example. I have written 64 hexadecimal digits in order.
f:id:Ocknamo_crypt:20170522010803j:plain

 

If it dries, write it again from the top. This is because thin portions are not printed cleanly.
f:id:Ocknamo_crypt:20170522010937j:plain

 

While waiting for the letters to dry, I made a reaction stop tank.
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Put water and slaked lime in another case and mix.

 

Because it is a strong alkali, the litmus paper is dyed blue.
f:id:Ocknamo_crypt:20170522011719j:plain

 

Put a plate in the case when dry. (If air bubbles accumulate on the back side, the back side becomes dirty so we have paper on the bottom.)
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I entered the corrosive liquid.Let’s cover it completely.(Wear gloves and protective glasses! )
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Reaction time is 20 minutes to 30 minutes.The time may be around depending on the temperature.If it is too long, the ink will come off and the letters will disappear.
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Lid and wait 20 minutes.
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It took time so I took it out and put it in a reaction stop tank.
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It is iron oxide that is becoming black.

 

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In order to make sure that the reaction stopped properly I measured PH with litmus paper.Alkali is excessive, all acids are neutralized.

 

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This is the extracted plate. I wiped it with paper and washed it with a lot of water.
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Then drop the marker with a parts cleaner or thinner.

 

Completion!

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The size is the same as the credit card.
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I can only see the color of the letters as it is in the picture.However, the character part slightly protrudes.
Even if the house gets fired, it will not disappear the printing of the plate after 10 years of submersion in the swamp.

 

Caution!

Since this article uses dangerous chemicals, please take all responsibility when referring!
Also, please follow the instructions of your country, municipal district to dispose of the used chemicals!
The gold bug blog does not assume any responsibility even if it gets hurt or angered by your wife!

Wastewater treatment

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It is not neutralized unless you enter quite a lot.

See you!