Memory chainとRare Pepeカードをコレクションしてみよう!〜仮想通貨の使い方①〜

ビットコインとアルトコインが爆上げしている今日この頃ですが、皆さんいかがお過ごしでしょうか。
高騰をきっかけに暗号通貨、仮想通貨、アルトコイン、業界に足を踏み入れた方々も多いことでしょう。

 

そんな方々の中には自分が買っている仮想通貨がどういうものなのか、どう使えるのか、ご存知無い方も多いのではないでしょうか。若しくは知識としては知ってても実際に使ったことのある方ほほとんどいないのでは無いかなと思います。
しかし通貨は使ってなんぼ。

 

この高騰をバブルで終わらせないためにも、この機会に仮想通貨を使用する方法についていろいろ紹介して行きたいと思います。
そして仮想通貨にハマっていただけると重畳。

今回はビットコインとカウンターパーティー(XCP)トークンであり、現状最も使えるアルトコインという噂のpepecashを使ってみましょう。

 

「ほしいカードがあるから、細かい解説はどうでも良いからやり方を説明せんかい」という方は「トークンを保管するウォレットを用意する」まで飛ばしてください。
Memorychainについてざっくり紹介するよ – ほい
↑こちらの素敵記事も参考にしてください!(こちらの記事のほうが簡潔にまとまっているのでわかる人はこちらを参考に設定すると断然早いです)

はじめに

前提条件として「ここまではわかっている」というていで説明します。

  • 仮想通貨は購入できる、あるいはもう保有している。
  • 取引所と仮想通貨のウォレットの違いがわかる。
  • アルトコインが何なのか知っているもしくは聞いたことがあり大体わかる。

あんまり良くわからないという方は、以下のサイト等で勉強したり、

ビットコインの解説 | Bitcoin日本語情報サイト
第1回 ブロックチェーン、暗号通貨とは何か|Tech Book Zone Manatee

 

実際に取引所などで仮想通貨を購入して、自分のウォレットで自分のアドレスに仮想通貨を保有して、送金テストしたりしてみましょう。

Memory chain,Rare Pepeカードとは

技術的な説明は出来ないので置いておくとして。

 

最近、仮想通貨界隈の、主にツイッターでこんな怪しい投稿がちらほら上がっているのを目にしたことはあるでしょうか?


(特に承諾とってないのでツイート消してくれという方は連絡ください、すぐに消します)

 

あとはこんな緑の気持ち悪いカエルのカードの画像を見たことのある人もいるかもしれません。

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最初にツイートを紹介したものは”Memorychain”、最後の画像は”Rarepepe”という名前のどちらも、トークンカードコレクションできるサービスです。
これだけ聞いても大抵の人は??? だと思いますが、これらのトークンカードには以下の特徴があります。

  1. 電子的なデータとしてのカードである(物理カードではない)
  2. トークンカードはビットコインと同様にそれぞれが仮想通貨(トークン)として発行され、発行数が決まっている。*1
  3. ビットコインのブロックチェーン上にこれらのカードの取引記録が刻まれるため、カードの所有は事実上改ざん不可能。*2
  4. 分散型取引所(DEX)で取引できる。

ここまで書けばピンと来る方もいると思いますが、
これらのトークンカードは仮想通貨の「電子的なデータであるにもかかわらず、通貨の様に現物として所有できる」という特徴を利用した仮想的なトレーディングカード(以下トレカ)です。
MTGや遊戯王、ポケモンカードなどのトレーディングカードゲーム(以下TCG)をやっていたことがある方はご存知だと思いますが、TCGでは珍しいカードや使える人気のカードは集める人が多くなり値段も高くなります。
(参考: MtGの最高額カード『ブラックロータス』って何? ヤフオク出品理由に騒然 – KAI-YOU.net

 

いわば、この「TCGのカード」が電子化したものが”Memorychain”や”Rarepepe”です。
今のところゲームでは使用できないのでただのトレカですね。
トークンでない紙のトレカと比べて利点がいろいろあるのですが簡単にいくつか挙げると

  • 物理カードと違って劣化しない
  • 中央集権的でないのでカード会社が倒産したりして使えなくなったりしない
  • 発行数がロックされているのでカード会社とかが好き勝手に再販できない。つまり100枚しか無いカードは間違いなく世界に100枚しか無いことが保証される
  • 仮想通貨なので個人間取引しやすい
  • (それなりにいろいろ条件はあるものの)誰でも自由にカードを発行できる

などなどいろいろあります。

 

綺麗な切手やコイン、昆虫や石の標本や模型、歴史遺物など、コレクションは集めて眺めるだけでも楽しいものです。さらに、時間が経ったらもしかして自分のコレクションしているモノに人気が出て価値が高くなるかもしれないというワクワクもあります。
「価値を所有する」それこそがコレクションの楽しみです。

 

すなわち「価値を電子的に個人保有できる」という仮想通貨の最も特徴的で革命的な部分を、まさにぴったりな「コレクション」という分野に応用したのがこれから説明する、カウンターパーティトークンとpepecash、そしてpepecashを使用したプロジェクト達なのです。*3

 

特にMemoryChainは

『暗号通貨業界内のプロジェクト、出来事をイラスト、トークン化し、ブロックチェーン上に消えない思い出を残そう!トークン化したカードは記念品としての価値だけではなく、将来的に外部のゲームやサービスとつながりUnlimitedに広がっていきます!』(Memorychain Whitepeperより引用)

ということで、カードを集めることで暗号通貨界(仮想通貨界)について勉強できるしいろんなできごとを思い出せるという楽しいプロジェクトです。
Rarepepeは……ちょっと頭のネジの外れた人たちが緑色のカエルのカードを集めているって噂です。ちょっと良くわかりません(笑)
Rarepepeの衝撃 Dogecoinの再来か!? – ビットコインダンジョン

 

まあ習うより慣れろと言うように、自分でやってみるのが一番いいと思いますのでカードをコレクションする方法を解説していきます。

 

トークンを保管するウォレットを用意する

まずはじめにBook of Orbsというアプリをスマートフォンにインストールします。
(今回使用したスマートフォンはAndroidのバージョン7.1.2ですが、iOS版のアプリもあります)

 

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“Book of Orbs”でストアで検索すれば出てくるのでインストールします。

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他にXCPトークン用のウォレットを持っていないのであれば「新しいアカウントを作る」を選びます。
↑が何言ってるのかわからない場合も「新しいアカウントを作る」を選んでください。

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次の画面で12個の英単語が出てきますので、全て順番通りにメモって、誰にも見せないように保存してください。
BoOはくどいくらい説明がでてきますが、重要なのでちゃんと説明を読んでそのとおりにしましょう。
ここに出てくる説明は本当にとても重要なものなので、面倒くさくても絶対に読み飛ばしてはいけません

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くどい説明が終わると、ゲームの選択画面が出てきますので、「その他のタイトル」を選びます。

 

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RarepepeとMemoryChainが出てくるのでどちらかを選びます。
あとからどちらも選べるのでどっちでも良いんですが、今回はMemoryChainで説明します。

 

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MemoryChainを選んだ後の画面です。
まだカードを所有していないのでこのような画面になります。

 

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アカウントメニューを開いてみるとこんな感じです。このアカウント自体がビットコインのアドレスになっており、ビットコインとpepecashの残高が(まだ何もしていないので)ゼロになっているのがわかります。
ここに表示されているアドレスが、あなたのMemoryChainのアカウントであると同時ビットコインとpepecash、MemoryChainカードのウォレットになります。

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さて、面倒ですがここでもう一度アプリストアに戻って、
“Indie Square Wallet”というウォレットをインストールします。
なんでこれを入れるかというと、さっき入れた”Book of Orbs”はウォレット以外の機能に力を入れているので、ビットコインのウォレットとしては使いにくいからです。*4

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Indie Square Walletをインストールするとこの画面になります。
さっきのBoOの時と似ていますが、今度は「復元パスフレーズを持っている」を選んでください。

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さっき”Book of Orbs”の設定中にメモしたフレーズを入力していきます。
まとめて書くとミスりやすいので1語ずつ入れるほうが楽ですね。

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1語も間違いなく入力できたらこうなります。

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あとはキャッシュカードみたくパスコードを設定。

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ウォレットを読み込むことが出来ました。
この画像は俺のウォレットなのでトークンが入っていますが、実際はトークンは所有していないと思います。
「受け取り」を選んで、アドレスがさっき設定した”Book of Orbs”のアドレスと同じものであることを確認しましょう。*5

 

これでウォレットの準備は終わりました。
あとはカードを手に入れるだけです。

カードを集めよう

カードの入手方法は主に2つあり、ひとつは人にもらうことです。
ツイッターなどでたまに気前のいい方やカード作成者様が配っているのでなるべくフォローするようにしましょう。無理にくれくれ言うのはマナー違反ですが、タイミングが良ければ先ほどのアドレスにカードを送ってもらえるかもしれません。

 

もうひとつの方法は分散型取引所(DEX)でカードを購入することです。
購入するためにはpepecashとビットコインが必要です。
購入方法を詳しく説明します。

カードを買う方法

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Book of OrbsのMARKETを見るとカードの買値と売値が表示されています。

 

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カードを選んでみると、いくつかの売り注文と買い注文が出ているのが解ると思います。
(いわゆる買い板と売り板です)
例えばこのWACKNAKAMOTOカードを買いたい場合、すでに345pepecashの売り注文が出ているため、345pepecashで買い注文を出せば、すぐに買うことが出来ます。それより低い価格で注文した場合は直ぐには注文は約定せず、同じ価格以下の売り注文がでるまで画像の買い注文と同じ様に買い板が並ぶことになります。

 

つまるところ、このカードを手に入れるためにはpepecashが必要だということです。

 

それに加えて、カードの取引手数料としていくらかのビットコインが必要です。
2017年5月現在はビットコインの高騰と取引量の増加のせいで1取引で50円から70円分くらいのビットコイン(0.0004BTC位)がかかってしまいます。
とりあえず0.01位のBTCは入れておきたいところです。

pepecashを買う方法

流石にここまで読んでいる人はビットコインの購入方法は知っていると思うのでpepecashの購入方法を説明しておきます。
Memorychain Whitepeper(笑)に紹介されている入手方法は3つです。

  1. 日本の取引所Zaifで購入する Zaif
  2. 海外の取引所で購入 Tux Exchange – Cryptocurrency Exchange
  3. カウンターパーティのDEXで購入*6

今のところ1が一番簡単な方法なので1をおすすめします。

まずZaifに登録をしてビットコインか日本円を入金します。
Zaif

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次に取引所に行き、取引対象を主要通貨から「トークン」に変更します。

 

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トークンの一番下にPEPECASH/JPYの取引所とPEPECASH/BTCの取引所があるので好きな方を選びましょう。
しかしPEPECASHを日本円で直接買えるようにするとかZaifはいい意味でクレイジーですよね(褒めてる)。

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そうすると取引所に注文が入れられるので必要な量購入しましょう。
全くおすすめしませんがpepecashが速い車が買えるくらい高騰(TO THE MOON)することを見越して多めに買うのもありですね。*7

必要な分だけpepecashを購入したら自分のウォレットに出金しましょう。
「入出金」をえらんで、Counterpartyトークン出金に移動します。
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次に「出金トークン選択」からPEPECASHを選択します。
非常にわかりにくいことに、たくさんのトークンのちょうど真ん中あたりにあるので頑張って探してください。
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選択出来たら、出金アドレスにBook of Orbsとindie square walletのアドレスを入力して必要事項を入力して、出金します。
このとき出金手数料としてビットコインが必要になります。
また、当たり前の話ですがアドレスを間違えると二度と戻ってこないので注意しましょう。
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Book of Orbsでカードを買う

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出金してから少し待って、Book of Orbsを開くとBTCとpepecashが入金します。
どれくらいかかるかはその時のビットコインのトランザクションの混み具合と手数料の量によります。

 

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それではこの”MINERB”カードを購入してみましょう。
左下の「買う」を選択。

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買いたい枚数を入力します。

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次に注文価格を入力します。
売りが300pepecashで出ているのですぐ買いたい場合は300と入力します。

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確認して問題なければ注文。

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今現在優先度中で注文すると手数料がこんなにかかってしまいますが、優先度低にすると1週間近くも注文が入らないので仕方がありません。
続けるを押すと注文が確定します。

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できました!
あとは注文が承認されるのを気長に待ちましょう!

最後に

これでMemory Chainカードを購入することが出来ました!
RarePepeも同じように購入することが出来ます。

 

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購入出来たらコレクション画面からカードを鑑賞することが出来ます。
gifアニメになっているものなんかだと、コレクションからしか動画を見られないので所有者の特権を味わえるかもしれませんね。(訂正:マーケットからでも見られますね)

 

Memory chainは現在25枚ですがこれからも枚数がどんどん増えて行く予定なので、気になる方はとりあえずツイッターで、MemoryChainの天才パーティーオーガナイザーであり*8初代ビットボーイのkojiさんをフォローしておきましょう。

 

仮想通貨の使い方②はsoooonやる予定です。

それでは

*1:発行数ロックがされている場合に限る。トークン作成者も追加発行できない

*2:カウンターパーティトークンの場合

*3:もっともらしく言うとこうなりますが基本は遊びです

*4:ホントの事をいうとトークンを発行できるという重要な利点があるというのが大きいですが割愛

*5:こういうことをやっていると取引記録がブロックチェーンに刻まれていることを実感できて面白い

*6:カウンターパーティの通貨XCPが必要になるのでひと手間増えます

*7:これはもはやネットミームみたいなもので、真面目な話値上がりを期待するのは全くおすすめしない(笑)

*8:本人の情報だと別人だそうです。トラストレスですね

【いらすとやでわかる】ビットコイン分裂後のシナリオ

追記:この記事の情報は既に古いので続きを書きました!
【いらすとやでわかる】8月1日ビットコインが分裂したりしなかったりするシナリオ
///追記終わり

 

そのうち普通にテレビニュースなどでも報じられると思いますが、ビットコインが分裂するかもしれないということで一部の界隈では大きな騒ぎになっています。
なぜそこまで話がこじれたかとか、双方の主張などについてはいろんな方が情報発信していると思うのでそちらを見ていただいて、ここでは無責任にビットコイン分裂後のシナリオを予想してみたいと思います。

ちなみに自分は非ITのエンジニアでビットコインコア派寄りです。
(仮想通貨は専門用語が多いですが、なるべく非ITエンジニアでも楽しめるようにがんばります)
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基礎知識(詳しい人は読み飛ばしてください)

ハードフォーク(ビットコインの分裂):ビットコインのブロックチェーンは過去からひとつなぎにつながっているが、それをひとつの世界だと考えるとそれがパラレルワールドのように分岐すること。食器のフォークのように分岐することから名付けられている。ビットコインのクライアントソフトの内容の変更やブロックの巻き戻しなどで揉めて最終的に互換性のない2種類のクライアントが存在してしまうと途中から取引記録(ブロックチェーン)が2つに分岐する。
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マイナー:ビットコインの実務担当。マイニングをしている。マイニングとは取引記録をブロックに収めて改ざんできないようにチェーンにする(こいつがブロックチェーン)こと。この作業にはコンピュータによる大量の計算が必要(この仕組みをPOW:”仕事の証明”という)なので電気代がとてもかかってしまうが、ブロックを作るごとにビットコインで報酬がもらえるのでそれでまかなっている。
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ビットコインコア(BCC):ビットコインの技術担当。ビットコインの誕生以来ビットコインのコードを書いている人たち。ビットコインはオープンソースなので一応誰でも参加できるが、ある程度固定されたメンバーだそうだ。もしくはビットコインコアが作ったビットコインのクライアントソフトの名前
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ビットコインアンリミテッド(BU):ビットコインをハードフォークさせようとしている人たち。主な変更はブロックサイズの引き上げ。主要支持者はRoger Ver氏を筆頭とするビットコインのマイナー。もしくは彼らが作ったクライアントソフトの名前である。
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仮想通貨取引所:法定通貨とビットコイン、ビットコインとその他のコインなどの取引ができるところ。ビットコインの値段は取引所などの市場で決定される。BCCとBUの対立については基本的に中立の立場

 

BTC:ビットコインのこと。ビットコインの単位。読み方は「ビーティーシー」もしくはそのまま「ビットコイン」と読む。間違っても「ビット」とは読まない。

 

BTU(あるいはXBU):ビットコインが分裂した際に分岐したチェーンのBU側のコインに取引所がつけた名前。BU側は自分たちこそビットコインだと考えているので怒った。たかが名前されど名前ではある。
Bitcoin Unlimitedによるハードフォーク問題に対するビットコイン取引所からの共同声明文(和訳) | Zaif Exchange

 

ビットコインの仕組みについて詳しくはマスタリングビットコインを読んで勉強してください(まるなげ)
Translations | Mastering Bitcoin
amzn.asia

分裂(ハードフォーク)までの流れ

ビットコインアンリミテッドはブロックサイズの引き上げを主張しているので、どこかの段階でBUがブロックサイズ1MB以上のブロックをマイニングし始めます。
ブロックサイズとはひとつのブロックに収められる取引記録のデータ量を示します。ひとつのブロックの中の取引の手数料はマイナーがもらえるため、マイナーはブロックサイズの増加を主張しているわけです。一方でビットコインコアが決めたブロックサイズの上限は1MBです。
ビットコインコアは1MB以上のブロックは正当なブロックだと認めず承認しないため、BUのブロックはBUのクライアントのみが承認し、BCCクライアントの方は他のマイナーがBCCでマイニングした1MB以下のブロックを承認します。

 

この時、2種類の互換性のないブロックがこれまでのブロックに繋げられた状態になり、ハードフォークが始まります。

 

しかし注意点が2つあります。
ハードフォークした後、もしBUが今度は1MB以下のブロックをマイニングしたらどうなるかという問題です。
1MB以下であればBCCは承認するため、ブロックチェーンがまたつながってしまいます。
BUのブロックはBUの過去の取引記録とは勘定があっていますが、BCCの取引記録とは勘定があっていません。
そのためBUの取引記録はBCCに承認されず上書きされて消されてしまいます。逆もまたしかり。

 

さらに”two-way replay”(2チェーン間におけるトランザクションの重複ブロードキャスト)という問題があります。
BCCとBUのトランザクションに互換性があるままでは、ひとつのトランザクションを2つのブロックチェーンに発信することができます。

 

例えばアリスがBTUを買ってきてボブに送ろうとした時のことを考えます。
この時アリスはBTUは持っていますがBTCは持っていないとします。
BTUをボブに送るときに何を思ったかアリスはBTUのクライアントにトランザクション(取引記録)を送ると同時にBTCのクライアントに対しても送ってしまいました。
BTCのクライアントは間違った取引であるアリスのトランザクションを排除する必要がありますが、BTCとBTUに互換性があるとそれが難しくなります。
その結果ボブはアリスから送られたBTUと同じ量のBTCを手に入れました。
これを繰り返すと不正にBTUもしくはBTCが増やせるので大きな問題になります。
(自分の理解だとこんなかんじなのですがココらへん合ってるか微妙なので詳しく知りたい方は自分で調べましょう)

 

以上の問題はBUとBTCどちらにとっても不利益なので、互換性を完全になくす必要が出てくるでしょう。
互換性をなくせばお互いのトランザクションやブロックを識別できるので、混乱はなくなります。
ハードフォークによって識別コードを変更することは可能なのでBUがそれを行えば完全なハードフォーク完了となります。

分裂後のシナリオ予想

分裂が実際に起きたらその後どうなるでしょうか。

 

まずはじめにBUは取引所の要求通りにBUとBTCの識別を行うでしょうか。

 

取引所がBTCとBTUを別のコインとして扱うと言っているということは、取引所にはBCCのクライアントがあります。
BTUを取引所に送ろうとしても取引所のクライアントがBCCだったら、承認されないBTUのコインは送れないでしょう。

 

BUが識別を行わないとしたらBUは自分で取引所を作るしかありません。
でもそんな取引所誰が使うんでしょうか?

 

なのでBUは取引所で扱ってもらうために、要求通りに識別を行い”replay”防止策の実装を行うでしょう。
でないと彼らはマイニングにかかる電気代を自国の法定通貨で支払うことができません!!!
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BTU誕生後のシナリオ

BTUとBTCが仲良く取引所に並んだ後どうなるでしょうか。

 

まず間違いなくどちらも暴落します。
なぜならBU派の人間はBTCが、BTC派の人間はBUが今後「使われなくなる」と考えるはずなのでそれらのコインを取引所で売り払う公算が高いからです。

 

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ではその後2つの仮想通貨のどちらが有利に立つでしょうか。

 

多くのマイナーを擁するBUの長所は高い計算力(ハッシュパワー)です。マイナーの計算力が高いと改ざん可能性がより低くなるため仮想通貨としての信頼性が高くなります。

 

コア技術者を擁するBCCの長所はその変態的な技術力と反中央集権の思想、BTCのネームバリューです。特にビットコインを投機的な理由以外で保有している人間にはナカモトサトシを始めとするサイファーパンク的な思想に共感している層が一定存在します。彼らはBCCについて行くでしょう。
また取引所がBTCの名前をビットコインコア側に冠したこともBCCに有利に働くでしょう。
なぜならBTCはその他のアルトコイン(ビットコイン以外のその他の仮想通貨)との交換の窓口になっており、BTCを通さないと殆どのアルトコインを買えないのでBTCが盛り上がらなくてもイーサリアムなどのアルトコインが盛り上がればBTCの需要が発生するからです。
(参考Poloniex – Bitcoin/Digital Asset Exchange)

 

またBTUが取引所に扱われるとき、少なくともはじめはBTC(BCC)と交換できるアルトコインの一つとして並ぶと考えられます。
そうすると技術的にはビットコインのクローンである第一世代のアルトコインとなにも変わらないのでイーサリアムなどと比べると見劣りしてしまいますよね。

 

このように普通に考えればBTUの勝ち目はなさそうです。

BTUの反撃

BTUは価格が下がったままそのまま座していると死んでしまいます。
なぜなら頼みの綱の計算力(ハッシュパワー)はBTUの価値が下がると電気代がペイできなくなるので維持できないからです。

 

BTUが勝利するためには戦略的に動く必要があります。
どんな戦略が考えられるでしょうか?

 

戦略1:仕手電撃戦

BTUには非中央集権の思想はありませんので中央集権的に動くことが出来ます。
自分がBTUならハードフォーク後にBTCを売り込んで大暴落させ恐慌を起こします。
仮想通貨にお金を入れている人間の殆どは投機目的なので、この方法はかなり有効だと思います。
BTCの価格がBTU以上に暴落すれば投機・投資目的でBTCを買っていた人がBTUに移る可能性があり、そうなればBTUの価格は相対的に安定します。
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戦略2:51%攻撃

BTU側にもリスクが高い方法ですが、BCCに対して51%攻撃を行うという方法があります。
詳細を説明するのは難しいのですが、BCCのマイナーの計算力の51%を悪意のあるマイナーが占めればその後の取引を改ざんできるという攻撃です。
計算力が高いBTUなら問題なく攻撃を成功させることができ、BCCを機能不全に追い込むことができるでしょう。

 

しかしながらこれを実行してバレると、殆どの取引所はBTUを取り扱わなくなるでしょう。
BTUはあるいは自分で取引所を運営する必要すらあるかもしれません……。

 

更に当然ですがBCC側が51%攻撃に対抗策を講じる可能性は大きいです。そうなると技術にまさるBCCが有利と言えます。
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その後

ここまで来ると予想というかほぼ妄想ですが、ビットコインが分離しその後いくつかの攻撃が行われ、どちらも大暴落したのち、BCCとBTUはどちらも残ると思います。

 

その時価総額の割合は
BCC:BTU=10:1
位と予想します。

 

根拠は同じくハードフォークしたイーサリアムとイーサリアムクラシックの割合がそのくらいだからです。

 

BTUは法人化し社長も作るということなので、一種の決算プラットフォームの会社として生き残るかもしれません。
しかしその場合強力な計算力や改ざん不可能性はあまり意味がありませんね……。法定通貨と同じく中央集権になってしまいますから。

BCCの方はBTUの51%攻撃が完全に成功しない限りは消滅してしまうことは無いでしょう。
理由は単純でビットコインを絶対に売らないという信者(養分とも言う)が多いからです(笑)
マイナーが減ったとしても彼らが自分でマイニングを始めるのであまり消滅の心配はいらないでしょう。
心配するとすればコアのメンバーが政治闘争にうんざりして開発をやめてしまうことでしょうか。
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BCCのためにできること

  1. BCCのネットワークに貢献するためにビットコイン”コア”のフルノードを運用する
  2. BTUが取引できるようになったら保有しているBTUを売り込む

などがあると思います。
BTU派はこの逆を行えばいいでしょう。
しかし個人でBTU派だなんて言う人を見かけたことが無いですが(笑)

 

最後に

ここまで書いておいて、なんなのですが個人的にはBTUの政治闘争には関わりたくないので仮想通貨に入っているお金は全てアルトコインか法定通貨に回すと思います。
落ち着いたらBTC買って貢献しますのでご勘弁ください(正直)

追記:ここの情報は古いのでつづきを書きました。
【いらすとやでわかる】8月1日ビットコインが分裂したりしなかったりするシナリオ