エッチングウォレットを作る(エッチングによる秘密鍵のステンレス板への刻印)

秘密鍵の保管は暗号通貨を所有すると必ず問題になる悩みです。

 

取引所に預けている人は問題外として、自分のスマートフォンやパソコンのウォレットに入れていても故障が怖い。
そこで必ず秘密鍵やパスフレーズは紙にバックアップをとってあると思います。
しかしペーパーウォレットにも欠点があり、
秘密鍵の管理方法 (5/6) – ペーパーウォレット(コールドウォレット)のリスク | ビットコインの最新情報 BTCN|ビットコインニュース
ここにも書かれていますが家が火事になったら終わります。また水に濡れても破れたりしても消滅してしまいます。

 

そこで、そもそも紙は心もとないということで、こういうものが販売されています。
CryptoSteelはマストバイアイテム | ビットコイン研究所

 

ちょっと詳しい人は知っているクリプトスチールですね。これは素晴らしい製品で、火事になっても風雨に晒されても大丈夫な、ステンレス(SUS304)製のケースに文字が保存できるというすぐれものです。

 

でもこれ59ドルするし+輸送費もかかる。まあそれは良いんですが、気になる点として、クリプトスチールはパスフレーズを保管できますが、パスフレーズよりも64桁の16進数で秘密鍵を直接保管したいなというわがままがあります。BIP32という決まりに従っているビットコインの秘密鍵なら良いんですが有象無象のアルトコインはなるべく秘密鍵そのまま保管したいなと。

 

どうしてかというと、もしパスフレーズの変換方法がウォレットによって違ったりするとそのウォレットがGOXした際に秘密鍵を復元するのが難しい、という心配があるためです。例えばJaxxなどのウォレットではウォレットの復元にパスフレーズが使えますが、それだけ保管しても全く安心できません。Jaxxというアプリが消滅したら使えなくなりそうだからです。
一方でBIP32に従って秘密鍵をパスフレーズに変換したり、その逆をやるのも(できるんでしょうが)自分では難しい。

 

そこでステンレスの板に64文字の秘密鍵を直接印字することにしました。
方法はエッチングです。

完成図

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抜身で保管すると中身が丸見えなのでパスケースとかに入れましょう。

準備(Materials)

ステンレス板を用意します。
今回は、ほぼクレジットカードのサイズで86mmx54mm厚さ2mmのステンレス板、表面のみ鏡面(#400)仕上げを使用。
4つ角は1Rの仕上げでやっていますがそこら辺は好みの問題です。
未研磨の2B板(普通の白っぽい表面のステンレス板)でも可。
ある程度金属光沢がある表面なら大丈夫だと思います。
金属光沢がないと可読性が低くなります。
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保護シール付き。
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オキツモの耐熱マーカーをマスク用に使用します。
https://www.amazon.co.jp/dp/B06VXXMJ7H/ref=cm_sw_r_tw_dp_x_grAgzbJ9RGPMC

 

腐食液。アマゾンで買います。なんでこんなに安いんですかね? しかし問題なく使用できます。
https://www.amazon.co.jp/dp/B0020VFJ8K/ref=cm_sw_r_tw_dp_x_xsAgzbYACT905

 

腐食液中和用の消石灰。これを使わず腐食液を下水に流したりすると下水管が溶けて最悪なことになるので必ず使用しましょう。
https://www.amazon.co.jp/dp/B0020VDF7C/ref=cm_sw_r_tw_dp_x_AtAgzbP1V1H22

 

金属板が入る大きさのタッパーx2
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スーパーに売ってる普通のタッパー。カードがちょうど入る大きさが良いです。

 

安全具。防護メガネと手袋です。酸性の液体なので必ず使用しましょう。最悪でもメガネは掛けましょう。
手袋も必須。スーパーでも売ってます。
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その他

リトマス試験紙
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タイマー
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レシピ(Method)

ステンレス板にマーカーで秘密鍵を書く。
写真は例なので16進数を順番に64桁書いている。
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乾いたら、上からもう一度書く。これは薄い部分が綺麗に印字されないため。
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文字が乾くのを待つ間に反応停止槽を作っておく。
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もうひとつのタッパーに水と消石灰を入れて軽く混ぜておきます。

 

ご覧の通り強アルカリになっているのでリトマス試験紙が青く染まります。
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乾いたらタッパーにプレートを入れます。
下にキッチンペーパーをひいてあるのは、裏側に気泡が貯まると裏側が汚くなるため。裏側は印字されないので気にしなくてもいいです。
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手袋と防護メガネをかけて、腐食液を入れます。
どぶ漬けなので表面を完全に覆うくらい入れましょう。
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反応時間は20分〜30分です。気温によって前後する可能性あり。
長くやり過ぎるとマーカーが剥げて文字が消えます。
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蓋をして待つこと20分。
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時間になったので取り出して反応停止槽に突っ込んだの図
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一人でやってるのであいだの写真撮ってる暇がない。
黒くなっているのは酸化鉄かな。

 

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ちゃんと反応が止まっていることを確かめるためにリトマス試験紙でPHを測定。
アルカリが過剰で、酸は全て中和されてます。

 

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取り出したプレート。キッチンペーパーで拭いて大量の水で洗う。
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さらにパーツクリーナーかシンナーでマーカーを落とします。

完成!

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大きさはカードサイズです。
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写真だと文字のところだけ色が変わっているようにしか見えませんが、
指で触ると文字部分が僅かに出っ張っていることがわかります。

しっかり印字できているのでこれで家が火事になってもプレートを沼に沈めて十年たっても印字が消えることは無いでしょう。

 

注意

今回の記事は危険な薬品を使っていますので参考にする場合は全て自己責任でお願いします!
また、使用した薬品の廃棄処理もお住まいの国、市町村区の指示に従ってください!
怪我をしたり奥さんに怒られても黄金虫ブログはこれっぽっちもなんの責任を負いません!

 

廃液処理

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結構大量に入れないと中和されないですね。

それでは!

Memory chainとRare Pepeカードをコレクションしてみよう!〜仮想通貨の使い方①〜

ビットコインとアルトコインが爆上げしている今日この頃ですが、皆さんいかがお過ごしでしょうか。
高騰をきっかけに暗号通貨、仮想通貨、アルトコイン、業界に足を踏み入れた方々も多いことでしょう。

 

そんな方々の中には自分が買っている仮想通貨がどういうものなのか、どう使えるのか、ご存知無い方も多いのではないでしょうか。若しくは知識としては知ってても実際に使ったことのある方ほほとんどいないのでは無いかなと思います。
しかし通貨は使ってなんぼ。

 

この高騰をバブルで終わらせないためにも、この機会に仮想通貨を使用する方法についていろいろ紹介して行きたいと思います。
そして仮想通貨にハマっていただけると重畳。

今回はビットコインとカウンターパーティー(XCP)トークンであり、現状最も使えるアルトコインという噂のpepecashを使ってみましょう。

 

「ほしいカードがあるから、細かい解説はどうでも良いからやり方を説明せんかい」という方は「トークンを保管するウォレットを用意する」まで飛ばしてください。
Memorychainについてざっくり紹介するよ – ほい
↑こちらの素敵記事も参考にしてください!(こちらの記事のほうが簡潔にまとまっているのでわかる人はこちらを参考に設定すると断然早いです)

はじめに

前提条件として「ここまではわかっている」というていで説明します。

  • 仮想通貨は購入できる、あるいはもう保有している。
  • 取引所と仮想通貨のウォレットの違いがわかる。
  • アルトコインが何なのか知っているもしくは聞いたことがあり大体わかる。

あんまり良くわからないという方は、以下のサイト等で勉強したり、

ビットコインの解説 | Bitcoin日本語情報サイト
第1回 ブロックチェーン、暗号通貨とは何か|Tech Book Zone Manatee

 

実際に取引所などで仮想通貨を購入して、自分のウォレットで自分のアドレスに仮想通貨を保有して、送金テストしたりしてみましょう。

Memory chain,Rare Pepeカードとは

技術的な説明は出来ないので置いておくとして。

 

最近、仮想通貨界隈の、主にツイッターでこんな怪しい投稿がちらほら上がっているのを目にしたことはあるでしょうか?


(特に承諾とってないのでツイート消してくれという方は連絡ください、すぐに消します)

 

あとはこんな緑の気持ち悪いカエルのカードの画像を見たことのある人もいるかもしれません。

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最初にツイートを紹介したものは”Memorychain”、最後の画像は”Rarepepe”という名前のどちらも、トークンカードコレクションできるサービスです。
これだけ聞いても大抵の人は??? だと思いますが、これらのトークンカードには以下の特徴があります。

  1. 電子的なデータとしてのカードである(物理カードではない)
  2. トークンカードはビットコインと同様にそれぞれが仮想通貨(トークン)として発行され、発行数が決まっている。*1
  3. ビットコインのブロックチェーン上にこれらのカードの取引記録が刻まれるため、カードの所有は事実上改ざん不可能。*2
  4. 分散型取引所(DEX)で取引できる。

ここまで書けばピンと来る方もいると思いますが、
これらのトークンカードは仮想通貨の「電子的なデータであるにもかかわらず、通貨の様に現物として所有できる」という特徴を利用した仮想的なトレーディングカード(以下トレカ)です。
MTGや遊戯王、ポケモンカードなどのトレーディングカードゲーム(以下TCG)をやっていたことがある方はご存知だと思いますが、TCGでは珍しいカードや使える人気のカードは集める人が多くなり値段も高くなります。
(参考: MtGの最高額カード『ブラックロータス』って何? ヤフオク出品理由に騒然 – KAI-YOU.net

 

いわば、この「TCGのカード」が電子化したものが”Memorychain”や”Rarepepe”です。
今のところゲームでは使用できないのでただのトレカですね。
トークンでない紙のトレカと比べて利点がいろいろあるのですが簡単にいくつか挙げると

  • 物理カードと違って劣化しない
  • 中央集権的でないのでカード会社が倒産したりして使えなくなったりしない
  • 発行数がロックされているのでカード会社とかが好き勝手に再販できない。つまり100枚しか無いカードは間違いなく世界に100枚しか無いことが保証される
  • 仮想通貨なので個人間取引しやすい
  • (それなりにいろいろ条件はあるものの)誰でも自由にカードを発行できる

などなどいろいろあります。

 

綺麗な切手やコイン、昆虫や石の標本や模型、歴史遺物など、コレクションは集めて眺めるだけでも楽しいものです。さらに、時間が経ったらもしかして自分のコレクションしているモノに人気が出て価値が高くなるかもしれないというワクワクもあります。
「価値を所有する」それこそがコレクションの楽しみです。

 

すなわち「価値を電子的に個人保有できる」という仮想通貨の最も特徴的で革命的な部分を、まさにぴったりな「コレクション」という分野に応用したのがこれから説明する、カウンターパーティトークンとpepecash、そしてpepecashを使用したプロジェクト達なのです。*3

 

特にMemoryChainは

『暗号通貨業界内のプロジェクト、出来事をイラスト、トークン化し、ブロックチェーン上に消えない思い出を残そう!トークン化したカードは記念品としての価値だけではなく、将来的に外部のゲームやサービスとつながりUnlimitedに広がっていきます!』(Memorychain Whitepeperより引用)

ということで、カードを集めることで暗号通貨界(仮想通貨界)について勉強できるしいろんなできごとを思い出せるという楽しいプロジェクトです。
Rarepepeは……ちょっと頭のネジの外れた人たちが緑色のカエルのカードを集めているって噂です。ちょっと良くわかりません(笑)
Rarepepeの衝撃 Dogecoinの再来か!? – ビットコインダンジョン

 

まあ習うより慣れろと言うように、自分でやってみるのが一番いいと思いますのでカードをコレクションする方法を解説していきます。

 

トークンを保管するウォレットを用意する

まずはじめにBook of Orbsというアプリをスマートフォンにインストールします。
(今回使用したスマートフォンはAndroidのバージョン7.1.2ですが、iOS版のアプリもあります)

 

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“Book of Orbs”でストアで検索すれば出てくるのでインストールします。

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他にXCPトークン用のウォレットを持っていないのであれば「新しいアカウントを作る」を選びます。
↑が何言ってるのかわからない場合も「新しいアカウントを作る」を選んでください。

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次の画面で12個の英単語が出てきますので、全て順番通りにメモって、誰にも見せないように保存してください。
BoOはくどいくらい説明がでてきますが、重要なのでちゃんと説明を読んでそのとおりにしましょう。
ここに出てくる説明は本当にとても重要なものなので、面倒くさくても絶対に読み飛ばしてはいけません

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くどい説明が終わると、ゲームの選択画面が出てきますので、「その他のタイトル」を選びます。

 

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RarepepeとMemoryChainが出てくるのでどちらかを選びます。
あとからどちらも選べるのでどっちでも良いんですが、今回はMemoryChainで説明します。

 

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MemoryChainを選んだ後の画面です。
まだカードを所有していないのでこのような画面になります。

 

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アカウントメニューを開いてみるとこんな感じです。このアカウント自体がビットコインのアドレスになっており、ビットコインとpepecashの残高が(まだ何もしていないので)ゼロになっているのがわかります。
ここに表示されているアドレスが、あなたのMemoryChainのアカウントであると同時ビットコインとpepecash、MemoryChainカードのウォレットになります。

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さて、面倒ですがここでもう一度アプリストアに戻って、
“Indie Square Wallet”というウォレットをインストールします。
なんでこれを入れるかというと、さっき入れた”Book of Orbs”はウォレット以外の機能に力を入れているので、ビットコインのウォレットとしては使いにくいからです。*4

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Indie Square Walletをインストールするとこの画面になります。
さっきのBoOの時と似ていますが、今度は「復元パスフレーズを持っている」を選んでください。

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さっき”Book of Orbs”の設定中にメモしたフレーズを入力していきます。
まとめて書くとミスりやすいので1語ずつ入れるほうが楽ですね。

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1語も間違いなく入力できたらこうなります。

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あとはキャッシュカードみたくパスコードを設定。

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ウォレットを読み込むことが出来ました。
この画像は俺のウォレットなのでトークンが入っていますが、実際はトークンは所有していないと思います。
「受け取り」を選んで、アドレスがさっき設定した”Book of Orbs”のアドレスと同じものであることを確認しましょう。*5

 

これでウォレットの準備は終わりました。
あとはカードを手に入れるだけです。

カードを集めよう

カードの入手方法は主に2つあり、ひとつは人にもらうことです。
ツイッターなどでたまに気前のいい方やカード作成者様が配っているのでなるべくフォローするようにしましょう。無理にくれくれ言うのはマナー違反ですが、タイミングが良ければ先ほどのアドレスにカードを送ってもらえるかもしれません。

 

もうひとつの方法は分散型取引所(DEX)でカードを購入することです。
購入するためにはpepecashとビットコインが必要です。
購入方法を詳しく説明します。

カードを買う方法

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Book of OrbsのMARKETを見るとカードの買値と売値が表示されています。

 

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カードを選んでみると、いくつかの売り注文と買い注文が出ているのが解ると思います。
(いわゆる買い板と売り板です)
例えばこのWACKNAKAMOTOカードを買いたい場合、すでに345pepecashの売り注文が出ているため、345pepecashで買い注文を出せば、すぐに買うことが出来ます。それより低い価格で注文した場合は直ぐには注文は約定せず、同じ価格以下の売り注文がでるまで画像の買い注文と同じ様に買い板が並ぶことになります。

 

つまるところ、このカードを手に入れるためにはpepecashが必要だということです。

 

それに加えて、カードの取引手数料としていくらかのビットコインが必要です。
2017年5月現在はビットコインの高騰と取引量の増加のせいで1取引で50円から70円分くらいのビットコイン(0.0004BTC位)がかかってしまいます。
とりあえず0.01位のBTCは入れておきたいところです。

pepecashを買う方法

流石にここまで読んでいる人はビットコインの購入方法は知っていると思うのでpepecashの購入方法を説明しておきます。
Memorychain Whitepeper(笑)に紹介されている入手方法は3つです。

  1. 日本の取引所Zaifで購入する Zaif
  2. 海外の取引所で購入 Tux Exchange – Cryptocurrency Exchange
  3. カウンターパーティのDEXで購入*6

今のところ1が一番簡単な方法なので1をおすすめします。

まずZaifに登録をしてビットコインか日本円を入金します。
Zaif

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次に取引所に行き、取引対象を主要通貨から「トークン」に変更します。

 

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トークンの一番下にPEPECASH/JPYの取引所とPEPECASH/BTCの取引所があるので好きな方を選びましょう。
しかしPEPECASHを日本円で直接買えるようにするとかZaifはいい意味でクレイジーですよね(褒めてる)。

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そうすると取引所に注文が入れられるので必要な量購入しましょう。
全くおすすめしませんがpepecashが速い車が買えるくらい高騰(TO THE MOON)することを見越して多めに買うのもありですね。*7

必要な分だけpepecashを購入したら自分のウォレットに出金しましょう。
「入出金」をえらんで、Counterpartyトークン出金に移動します。
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次に「出金トークン選択」からPEPECASHを選択します。
非常にわかりにくいことに、たくさんのトークンのちょうど真ん中あたりにあるので頑張って探してください。
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選択出来たら、出金アドレスにBook of Orbsとindie square walletのアドレスを入力して必要事項を入力して、出金します。
このとき出金手数料としてビットコインが必要になります。
また、当たり前の話ですがアドレスを間違えると二度と戻ってこないので注意しましょう。
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Book of Orbsでカードを買う

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出金してから少し待って、Book of Orbsを開くとBTCとpepecashが入金します。
どれくらいかかるかはその時のビットコインのトランザクションの混み具合と手数料の量によります。

 

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それではこの”MINERB”カードを購入してみましょう。
左下の「買う」を選択。

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買いたい枚数を入力します。

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次に注文価格を入力します。
売りが300pepecashで出ているのですぐ買いたい場合は300と入力します。

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確認して問題なければ注文。

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今現在優先度中で注文すると手数料がこんなにかかってしまいますが、優先度低にすると1週間近くも注文が入らないので仕方がありません。
続けるを押すと注文が確定します。

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できました!
あとは注文が承認されるのを気長に待ちましょう!

最後に

これでMemory Chainカードを購入することが出来ました!
RarePepeも同じように購入することが出来ます。

 

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購入出来たらコレクション画面からカードを鑑賞することが出来ます。
gifアニメになっているものなんかだと、コレクションからしか動画を見られないので所有者の特権を味わえるかもしれませんね。(訂正:マーケットからでも見られますね)

 

Memory chainは現在25枚ですがこれからも枚数がどんどん増えて行く予定なので、気になる方はとりあえずツイッターで、MemoryChainの天才パーティーオーガナイザーであり*8初代ビットボーイのkojiさんをフォローしておきましょう。

 

仮想通貨の使い方②はsoooonやる予定です。

それでは

*1:発行数ロックがされている場合に限る。トークン作成者も追加発行できない

*2:カウンターパーティトークンの場合

*3:もっともらしく言うとこうなりますが基本は遊びです

*4:ホントの事をいうとトークンを発行できるという重要な利点があるというのが大きいですが割愛

*5:こういうことをやっていると取引記録がブロックチェーンに刻まれていることを実感できて面白い

*6:カウンターパーティの通貨XCPが必要になるのでひと手間増えます

*7:これはもはやネットミームみたいなもので、真面目な話値上がりを期待するのは全くおすすめしない(笑)

*8:本人の情報だと別人だそうです。トラストレスですね

Raspberry Pi Zeroの空冷装置付きリグを自作する

前回の続きです!

Raspberry Pi Zeroのセットアップ.com

前回のおさらい

購入したRaspberry Pi Zero にRaspbian Jessie LITE(OS)を入れて初期設定が完了しました。
でも見た目がこんな感じ
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かっこわるいのと危なっかしいのでリグと冷却装置も自作することにしました。
(ちょうどいろいろ揃ってたし)

使ったもの

大体、秋葉原の秋月電子かマルツで揃います。ユニバーサルプレートは模型屋さんで売ってますね。地方の人は近所の電子部品屋に行くべし。
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  1. Zero本体
  2. みんな大好きタミヤユニバーサルプレート:1枚
  3. 5V用冷却ファン。(秋葉原のマルツで売ってた最小のもの使用1000円位)
  4. アルミヒートシンク。(トランジスタ用の汎用品100円以下)と熱伝導両面テープ(数百円)
  5. 冷却ファン用のフィルタ。(数百円)
  6. 3mm長ネジとナット多数、各種スペーサー。
  7. 前回も紹介したけどUSBハブとwifiモジュール
  8. ブレッドボード用のピンがさせるピンソケット
  9. ブレッドボード用のメスピンがさせるピンヘッダ

使った道具

  1. ニッパー
  2. ハンドドリル
  3. ハンダゴテ(ハンダ)
  4. 時々ラジオペンチ

個人的にユニバーサルプレート+ニッパー万能説を唱えているので、ニッパーだけはいいやつを使っています。

 

構想というか作る前の妄想と段取り

なんかいい感じにZeroをユニバーサルプレートに3mmネジで取り付けたいですね。
あとはCPUが加熱して死ぬのはRaspi3の時に経験済みなので、冷却用のヒートシンクをCPUに貼り付けて、上に冷却ファンをつけましょう。冷却ファンの固定はユニバーサルプレートを使いたいので、ユニバーサルプレートでZeroをサンドしましょうか……
なんとなくイメージが湧いてきました。

 

あとついでに配線しやすいようにピンソケットとピンヘッダもハンダ付けします。
いちいちリグを分解して取り付けるのは最悪に面倒だからです。

製作

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ピンソケットとピンヘッダをラズパイのIO端子の穴にセットして、熱にそれなりに強いテープで仮止めしておきます。
私が使用したのはそこら辺にあった配管修理用のダクトテープです。
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今回使うとこだけでも良いんですが、とりあえず全部はんだづけしておきます。(そんなに上手くないので拡大しないこと)
予めコテで基盤も温めておくと上手くつきます。
ハンダづけといえば、昔エレキットの電子工作キットについてきたはんだ付け虎の巻を教科書にしていたんですが、調べたら別の名前でネット上に上がっていました。必読です。
工作道具&ハンダ付け | 特集 | エレキット

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ハンダ付けが完了したら次は、基盤に空いている4つの穴を拡張します。
てっきり3mmのネジが通るかと思ったら通らなかったので、φ3.1MMのドリルで拡張しましょう。
注意点としてはプラスチックは基本割れやすいので、あんまり押す力は加えないでベークを削るように穴を開けます。

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出来ました。

次にユニバーサルプレートをニッパーで半分に切ります。
ユニバーサルプレートの最高な点はニッパーのみで切れるし穴も開けられるのに十分固くて構造体として使える、という点です。
アルミフレームもかっこいいですが、ボール盤か金鋸がいるので切るのは非常に面倒です。

 

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5mmのスペーサーをかまして半分のユニバーサルプレートにZeroをマウントしました。
この際、穴が一箇所もピッタリあわないので一箇所をしっかり止めて、他の3つの穴から無理やりドリルを入れてユニバーサルプレートに穴あけしなおしています。
こういう無茶がきくのもユニバーサルプレートの良いところです。

 

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横から見た図。
位置は、まあ、いい感じの場所にしましょう。

 

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切ったもう片方のユニバーサルプレートに空冷ファン用の穴を開けてネジ止めします。
この穴、ニッパーだけで開けて、バリ取りもニッパーでやっています。
この手軽さがユニ(略

 

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ユニバーサルプレートに3MMネジで柱をつけてスペーサーを入れます。
いちいちナットで止めておいた方が、組立て・分解しやすいので面倒がらずに止めておきます。

 

リグを組んでしまう前に、ヒートシンクを取り付けておきます。
取付面はパーツクリーナーの付いた布とかで拭いた方が良いですが両面テープは強力なので剥がれる心配はあまり無いでしょう。
両面テープをCPUサイズに切って張り、ヒートシンクを干渉しない位置に取り付けます。

 

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組み立てる前にもうひとつ。
冷却ファンの電源ケーブルの端末ですが、ピンソケットに直接挿したいので一応処理をしておきます。
処理と言っても半田を染み込ませて固めておくだけですが……

 

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こんな感じ。

 

この端末をピンソケットにさして、冷却ファンのフィルタをつけたものがこちら。
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やっぱり5Vにつなぐとモータ音がうるさいので3V出力につないでおきます。
ちなみにラズパイIO出力はだいたいここ見たらわかります。(英語)
Raspberry Pi GPIO Pinout

 

別角度からみるとこんな感じ。
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ケーブルが抜けたり端末に変な力が掛からないように結束バンドで固定します。

最後に上下を取り付けて完成。
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これで完成!

……のはずだったんですが、HDMIコネクタが柱の一つに干渉することが判明したので位置を変更しました。
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結論

タミヤユニバーサルプレートは神。

……というのは置いておくとして、
公式非公式で出ているZero用のケースと比べてかっこいいかと考えると正直微妙ですが、溢れ出るDIY感、自由度の高さはなかなか魅力的かもしれません……と親目線で見ると思います(笑)

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なにより安いしね!

 

それではまた。